意外と良かったんじゃない?
試合は0-1で負けたけど、ゴールへの意識はいつになく高かった。
守備に関しても、致命的なミスから豪快なボレーを叩き込まれて失点したシーン以外はほぼ危なげなかったし。
まあ1点も取れないと勝てないんだけどね。
まずは試合を振り返ろう。
9試合未勝利の栃木SCに敗戦・・・
試合内容は良かった。立ち上がりから押し込んでいて、ゴールに向かう意識も高かった。
いい攻撃ができた要因は、櫻井や児玉にスペースがあり、前向きでプレーできたことが大きい。
櫻井が捌けると右でも左でも中央でも攻撃ができる。
そしてウチコーさんの息が合わないパスミスも健在だったので安心だ。
と、ヴォルティスを褒めてはみたものの、積み上げた勝点は0である。
後半20分にスローインの受け渡しでミスして奪われてしまい、クロスに対してノーマークでボレーを決められてしまった。
スタッツを見ればヴォルティスはシュート19本で0点。対する栃木は最大の決定的チャンスを仕留めて1点。(栃木のシュートは10本。)
質で負けたと言わざるを得ない結果だ。
「勝ちに値する試合をしたのに負けた」といえば昨年のアウェー神戸戦を思い出す。武藤嘉紀に称賛されたのは記憶に新しい。
しかし前回は明らかな格上。今節は、格下といえば失礼だが、9戦勝ちなしで下位に沈んでいた相手だ。印象が違う。
前回は惜敗と言えても、今回はお世辞であっても言えない。それだけ痛い敗戦になった。
勝敗を分けたのは「質」
さきほど少し触れたが、今節の敗因は質の差だ。決定力ではなく、ラストパスやそこに至る過程も含めた「質」。
ヴォルティスは先制されるまではほとんどの時間で攻めていたが、決定的なチャンスは片手でも余るくらいの回数だった。
セットプレーも相手にとってはさほど脅威ではなかっただろう。見ているほうでさえも入る気はしなかったのだから。
栃木はというと、数少ないチャンスの中、ヴォルティスのミスを突いて決勝点を決めた。
矢野のポジショニングとボレーはもちろんだが、黒崎のファーへのクロスもドンピシャ。
もしヴォルティスに同じような場面が訪れたとして、フリーになる動き・正確なクロス・完璧なシュートが打てるのかと問われると、まあ十中八九できないだろう。
ただ、それができるようになるのを見届けるのがヴォルティスサポーターの楽しみ方でもある。
ヴォルティスの選手はみんな若い。一試合ごとに成長していくのが2022年の徳島ヴォルティスというチームだ。
夏ぐらいには大化けして、劇的に強くなっている可能性すら秘めている。一緒に見届けようじゃないか。
- 今節のポジ要素3つ
- これからどうすればいいのか考えると…
申し訳ありませんが、ここから下は有料になります。続きを読むには下記のいずれかを選択してください。
- すでにサブスク購入している方は →「購入済の方はログインしてください」
- この記事だけを読む方は →「この記事を購入して読む」100円
- 全記事が読めるサブスクを申し込む方は →「サブスク(定期)で読む」240円/月