いやアカンよ。あれはアカン。
あんなとこで相手どフリーにしたら、そらやられるよ。
攻撃も、キックの精度が悪い。
ネガティブにはなりたくないけど、今回はどうしても「そろそろ実力不足を認めよう」っていう話になってしまう。
終盤に追いつかれて、4試合連続の引き分け
今節は杉本太郎がスタメン。勝利の期待も高く始まった。エウシーニョはベンチ外で、どうやら試合に出れる状態ではないようだ。
試合はまず7分に太郎が魅せる。左サイドでのパス回しからターン。杉森にスルーパスを出してコーナーキックを獲得。
ピンチは16分。クロスをキーパーの前で合わされてあわやのシーン。
ヴォルティスは20分に太郎-一美-新井とつないでシュート。23分にも太郎がフリックで前を向こうとするアイデアを見せる。ファウルを受けてチャンスにはならなかった。
40分以降は劣勢が続き、アディショナルタイム46分に最大のピンチ。カウンターを受けたがホセが1対1を制してなんとか0-0で前半終了。
後半まずチャンスを迎えたのはヴォルティス。50分に太郎が粘ってボールを奪い、拾った杉森がドリブルで攻め上がる。そのままシュートしてこぼれ球を一美が押し込みに行く。しかしキーパーが好セーブ。
65分には直前に交代で入った西谷から太郎に繋ぎ、折り返しを一美がヒールでシュート。これもキーパーが反応。
そしてついにゴールをこじ開けたのは73分。西谷がエリア内左を深くえぐって中に蹴り込むと相手DFに当たってゴールへ。上げきる姿勢がオウンゴールを誘って先制に成功!
先制後は前がかりにくる栃木に対して体を張りつつ守るヴォルティスだが、87分に致命的なマークミスを犯して同点にされる。
64%もボールを持ちながら、またも引き分けで勝点1に終わってしまった。
シンプルに、質が低い
今までは言わなかったが、今回は言わせてもらう。
シンプルにキックの質が低い。特にセットプレーを含めたクロスの精度。
ヴォルティスはエリア内にあまり人数をかけないから、クロスの質の低さは改善しないと得点は増えない。技量の問題で改善できないなら補強しかないだろう。
ポヤトス監督は選手批判は絶対にしないから言及しないが、精度の低さはとっくに気付いているし強化部に要望も出しているはずだ。
実力不足に関しては西谷も試合後にコメントしている。
Q:先制しながらも終盤同点に追いつかれてしまった事について。「シンプルに言えば、徳島ヴォルティスの目指すサッカーをやるには実力がまだまだ足りていません。どれだけ自分たちが要求できるかが重要で、厳しい言い方になりますが、1人1人がもっと課題を持ってやらないと目指すサッカーにはならないと思っています。自分自身がしっかりとそう思わないとずっと変わらないですし、そこにこだわっていかないと普通のチームになってしまいます。もっと(やっているサッカーに)誇りとプライドを持ってやらないといけないと思います」
引用元:試合日程・結果 2022年07月30日 明治安田生命J2リーグ 第29節 -徳島ヴォルティス オフィシャルサイト
ヴォルティスのサッカーは夏に入ったくらいから少し変わってきたが、ここまで積み上げてきたサッカーは代表レベルの選手から見ても難しいと言われている。
一人ひとりがプレーするエリアを確保するということは、イコール「個の質が必須」なのである。
そもそも点を取るためにはFWの決定力だけじゃなく、シュートに至るまでのパスの精度も必要なのは言うまでもないだろう。
引き分けは「勝ち点1」でしかない
当たり前の話をするが、引き分けは勝点1だ。
どれだけシュートを打っても、ボール支配率が高くても、その勝点が2とか1.5になるわけじゃない。
ツイッターではヴォルティスの引き分け数で説明したが、もっと分かりやすく5試合で説明すれば「5分けより2勝3敗が上」だし、3試合なら「3分けより1勝1分け1敗が上」ということになる。
つまり『負けるよりはマシ』くらいでしかないわけで、引き分けを勝ちにするためにやるべきことをサボらずにやらなければいけない。
とはいえ、一生懸命にやってもミスは付きもの。いかにカバーし合い、いかに反省して次につなげるかも当然ながら重要だ。
文句を言いながらもサポーターはずっと応援しているから、今節「やっちまったな…」と思った選手は上を向いてまた練習に励んでほしい。
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