勝つには勝った。
でもこれは選手の質の差。
相手は昇格組だし、収穫なんてトニーだけ。
それは忘れてはいけないよ。
2025シーズン第11節のスタメン
🔵STARTING MEMBER🟢
— 徳島ヴォルティス 公式 (@vortis_pr) April 26, 2025
明治安田J2リーグ 第11節#徳島ヴォルティス🆚#カターレ富山
GK #田中颯
DF #エウシーニョ #山越康平 #山田奈央 #青木駿人
MF #鹿沼直生 #児玉駿斗 #高木友也 #杉本太郎
FW #ルーカスバルセロス #渡大生#vortis#徳島とともに最高の瞬間を pic.twitter.com/5U4xC5muKK
スタメンチェック。
史上二度目の渡&ルーカスの2トップだ。
そしてサブにはついにトニー(アンデルソン)と永木の名前が。
永木は出番に恵まれなかったけど、FWのトニーはJデビューを達成した。
中盤の構成は鹿沼がアンカー気味になっていたがうまくいかず、気づけば駿斗と入れ替わっていた。
高木は11試合目にして早くも4枚目のイエローをもらってしまい、次節は出場停止。
これを機に4バックにしてくれたらいいけど、増田監督のことだから何も考えずにオム(山口)か田向を出すんだろうな…

渡の魂とルーカスのスピードが融合し勝利!
今節も安定の前半だった。
最初の15分はうまくFWまで繋ぎ、惜しいシュートもある優勢な展開。
だが相手が慣れて対応し始めると手詰まり感が出て尻すぼみ。
立ち上がりで決めきれてないからお決まりの0-0だ。
後半も同じメンバーで入り期待せずに見ていたら渡がやってくれた。
山越からの浮き球パスを体を張って収めると相手に倒されながら完璧なスルーパス。
一気に抜け出したルーカスがGKと1対1になりチョンとループシュートを決めてみせた。
前半からやけに得点を狙っていたルーカス(どうやら見にきていた奥さんにいいところを見せたかったらしい)のゴールで先制に成功。
その後はトニーのデビュー、さらには前線とサイドの選手をまるっと代える定番采配で逃げ切り。
久しぶりすぎる勝利で順位は8位と微妙に上昇した。
それにしても、今節は駿斗のクロスが全部場外ホームランだったな。
さすがのスタミナお化けもかなり疲れが溜まってるんじゃないだろうか。
次節からは中2日で秋田、さらに中3日、中2日、中4日という昔のエースピッチャーでもなかなか投げないレベルの間隔で試合がある。
せめて中2日のところ、できればアウェー2試合は欠場させてホーム1試合だけにしてあげてもいいと思うよ。
幸いにも中盤の層はJ屈指やし。
ね、松井コーチさん。
試合終了
— 徳島ヴォルティス 公式 (@vortis_pr) April 26, 2025
明治安田J2リーグ 第11節#徳島ヴォルティス 1-0 #カターレ富山
60分 #ルーカスバルセロス#vortis#徳島とともに最高の瞬間を pic.twitter.com/l1loz2Eq65
実力の片鱗
今節は待ちに待ったトニーが初のベンチ入りからデビュー。
ATを入れて約26分のプレー時間だったが、こいつ、そうとうヤバイ可能性がある。
スピードはルーカスのほうが普通に速い。
でも足もとは圧倒的にトニーじゃないか?
キープ力もえげつないし、なによりシュートモーションが全部入りそうな蹴り方だ。
たぶん、狙える距離のFKを任せたら2回に1回は決めそう。
まだ氷山の一角も見えていないだろうけど、それぐらいの期待を抱かせるプレーを見せていた。
こいつは隠しきれんぞ…
『戦術・トニー』待ったなしか
そうなると気になるのは、トニーを活かす戦術だ。
でも監督が増田さんなだけに、やることは個人戦術になるだろう。
怪我の影響でまだまだ長い時間のプレーはできなそうだから、おそらく戦術ルーカスからの戦術トニーになるか。
ただ試合終盤は『颯也お願い!』しかなかった攻撃に中央でキープできる選手が加わったのはかなり大きいと思う。
「中にもエグイのがいる」と相手に考えさせるだけでも颯也のドリブルが威力増し増しになるはずだ。
左サイド一辺倒じゃなくなるだけでも相手は守りにくくなる。
あとは監督がさらに味付けを加えることができればいいんだけど…
疲労のケアを
トニーと永木がベンチに入ったことで、かなり戦力が整ってきた感はある。
重廣が離脱してしまったが「あとは憲さんが戻れば…」といったところか。
心配なのは疲労。
繰り返しになるが今節は特に駿斗のパフォーマンスが落ちていた。
今のヴォルティスはそもそも選手の頑張り次第なところがある戦術。
もはや春がなくなった日本は5月にもなると30度になろうかという気温で、今のままで選手の体がもつわけがない。
フィジカルコーチはここが腕の見せ所だよ。
vamos vortis!