渡井、夢だった海外移籍の実現、おめでとう。
そして、今までの徳島ヴォルティスへの貢献、徳島という地域への貢献、本当にありがとう。
まずビックリしたのが、移籍先がポルトガル1部リーグだったことだ。
いままで、ヴォルティスでのプレーを経験して海外に挑戦した選手は柿谷がいたけど、生え抜きではないし、海外移籍したときはヴォルティスの所属ではなかった。
だから、真の意味で『徳島から海外へ』を体現したのは渡井が初めてになる。
この海外移籍は、渡井にとってもヴォルティスにとってもすごく大きな決断であるとともに、未来への重要な一歩になるはずだ。
え?何を言ってるか分かんないって?
つまり「渡井が切り拓いたこの道は、ヴォルティスにとっても、Jリーグ全体にとっても凄く重要で大きな意味がある」ってことだ。
J2からでも海外に挑戦できる。ヴォルティスからでもいける。
これがスタンダードになったら、高校の逸材たちがプロ入りするときに、J1のビッグクラブばかりじゃなくて出場機会もある程度は確保できそうなJ2入団を選択することも期待できる。
わざわざレンタルで出場機会を求める必要もなく、直で海外移籍できれば育ててくれたクラブにお金を残すこともできる。
今回の移籍は、渡井もボアヴィスタFCも徳島ヴォルティスもJリーグも、みんなwin-win-win-winになるわけだ。
ツイッターを見渡しても、泣いてる人はいても、怒ってる人なんて誰もいない。
だから、何も気にせず行ってこい。ヴォルティスのことは忘れろ、とまでは言えないけど、まずは自分のことに集中しろ。
絶対に活躍して完全移籍になって、日本代表まで上り詰めろ。
そしてオフにはTSVでゆっくり休め。みんな待ってる。
最後にもう一回お礼を言う。
サッカー王国静岡から、徳島みたいな田舎のクラブに来てくれてありがとう。
数々のオファーを断って、ずっと徳島にいてくれてありがとう。
徳島に大きなものを残してくれてありがとう。
帰ってくるのは、「王子」が『王』に進化して、引退も見え始めてからだぞ。でも、国内の他クラブに寄り道するのはなしね。
じゃあな。vamos masa!