僕も本当は文句を言いたかった。
今節も先制しながらの引き分け。しかもラストプレーでのPKなんだから批判コメントが多くなるのも仕方ないだろう。
ここまでわずか21戦4勝。雨とはいえ土曜日のナイターで観客がたった2,965人しか入らないのも至極当然だ。
しかし冷静に試合を振り返れば、今節も悪くなかったのである。
やはり一週間の準備期間はデカい。
シーズン前半戦の締めくくりであり、最大の山場となった第20~21節。アルビレックス新潟とベガルタ仙台を相手に引き分けた。
アルビには中2日でありながら戦略的ファウルと繋ぎを捨てた守備で1-1。
ベガルタには一週間のブレイクを有効に使い、強度の高い守備で対抗した。
どちらもホームゲームであり、しかも先制したので勝ちたかったが、横浜FCと3強を形成している2チームに負けなかったことは大きい。
2度リードしたが、勝ち切れず
ベガルタ仙台との第21節は2度リードしたが勝てなかった。
前半は両チーム守備が頑張ってスコアレスも、ヴォルティスが69分に先制。
白井のパスを右サイドで受けた杉森が低いクロスを中央へ。これに一美が足を延ばして押し込む。
しかし直後の71分に失点し、すぐ追いつかれる。な・に・を・し・て・ん・だ・よ。
嫌な空気が流れていたが、80分に勝ち越したのはヴォルティス。
フリーキックの跳ね返りを児玉がダイレクトシュートするとカカに当たってキーパーの逆を突く形に。
カカは意図的にコースを変えたと言っているが、これが本当だったらカカは天才かもしれない。
今度こそリードを守るべく5バックを敷いたヴォルティス。しかしアディショナルタイムにPKを献上。
ホセが一度は止めるが、はじいたボールがキッカーの前に転がってしまい再び同点。
そのまま終了で引き分けとなった。納得いかない人は多いと思うが、内容的には互角以上の好ゲーム。
一週間の準備期間があればヴォルティスはどこが相手でも勝つチャンスがあることを証明した。
ゆるかったプレッシャーと判断ミス
失点の原因はゆるい守備と判断ミスだ。
1失点目は前線のプレスが甘くなっていた。
苦しい時間帯になっていた中で先制して、気が緩んだのかもしれない。
その結果サイドに展開され、さらにエリア内へ突破、なすすべなくゴールを奪われてしまった。
ベガルタの崩しはさすがだったが、サイドに通される前にしっかりプレスができていれば防げた失点だ。
僕も先制して渾身のガッツポーズを決めた矢先だったのでガッカリ度もハンパなかった。
気になる女子のラインをゲットしたのに彼氏がいたときくらいのガッカリ度だ。期待させないでほしい。
- 2失点目の原因
- 先制したあとの守備について
- エウシーニョを起点にした攻撃を活かせ
- 次節の戦いは?
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