賛否両論がありそうなサッカー。
これまで積み上げたポゼッションスタイルは皆無の3-5-2。
いままでのヴォルティスは見る影もない、思いきった変更。
その成果か、何回か大ピンチはありながらも無失点に抑えた。
戦術を変えた以上は勝ちたかったし、勝たないといけなかったかもしれない。
でも今節はこれで良かったと思う。いや、こうするしかなかった。
ヴォルティスのスタイルが好きで、地元クラブでもないのに応援してくれている方たちには申し訳ない。
それでも、おそらく大部分の県民サポにとっては、まずは降格圏を脱出することのほうが大事なわけで。
誤解を恐れずに言うと、最下位を独走中の今、リーグ戦でベニのサッカーを積み上げている場合ではない。
練習の場はトレーニングマッチでいい。
今やるべきことは勝ち点を取ること。
だから、僕は誰が何と言おうと、今節の決断を支持する。
第11節のスタメン
スタメンを見た限りでは安部が左SB、外山を右SBにまわしての4-3-1-2だと思った。
いや、どう見てもそうでしょ。
変化ではなく、信念を貫く『継続』を選んだかと。
頑固だな、ベニは…
でもフタを開けたら全然違った。このメンツで3-1-4-2。
なかなか柔軟やないか、ベニ。
気になるのはエウシーニョ。決して焦らず早めに戻ってきてや。
あと西谷とミーニョの共存、どうにかできんかな。
4バックなら普通にいけるけど、3バックでは無理か。3-4-2-1ならワンチャン…
ベニのサッカーを諦めるな
まあまあ良かったよ。
今まで何年もかけて積み上げたスタイルとは180°、いや一周まわって540°ぐらい違ったけど、それでも「この成績では仕方あるまい」と思いながら見ていた。
2023シーズンここまで、速攻とセットプレーにやられ続けていたヴォルティス。
J2最少の得点数である以上、失点を減らしていくしかない。とにかくロースコアにもっていくしかない。
「ダニのサッカーをやればいい」という意見も出るかもしれないけど、ベニにはよく分からないだろうし、それをやったらベニがいる意味がない。
今はベニが『どうやって勝ち点をとるか』を考えるしかないわけで。
僕も今回の3バックには賛成で、攻撃的なポジショナルサッカーはしばらくお休みでいいと思う。
守備が壊滅的な状況である現在の状況では、3バックで立て直すしかないだろう。
ベニ戦術はまだ『やりたいこと・できることの、ちょうどいいところを見つける途中』で、まったく実戦で使えるレベルじゃないんだから。